2020/04/23 18:34
こんにちは。うきは市のZelkovaCoffeeです!
今日はコーヒーの抽出についてのお話です。
お店では美味しくても、豆を買っておうちで淹れてみた時はいまいちうまくいかない。。
そんな声をカウンターでよくお聞きします。なぜならコーヒーの抽出は非常にデリケートだからです。
少し条件が変わると大きくバランスが崩れてしまいます。
コーヒーの抽出が難しくて安定しないのなら、我々は品質検査や仕入れの際にどのようにコーヒーを評価・判断しているのか。
実は簡単で安定した抽出方法があります。それは浸漬(しんし)式と呼ばれる抽出法で抽出し味見をしています。
簡単に言うと粉にお湯を浸かるまでかけて待つ。これだけです。
こんな感じにカップに同量の粉を入れて適量のお湯をいれて4分待ちます。上澄みをスプーンで取り除いた後スプーンですくって味見します。
これは「カッピング」と呼ばれる味見法で生産地、消費国かかわらず様々なシーンでカッピングは行われています。カッピングの目的によりある程度違い(粉量や拡販回数、浸漬時間など)はありますが、大体同じように味見をすることができます。浸漬法は安定的に抽出を行うことができるということです。シンプルなので変動する要素が少ない抽出方法です。
フレンチプレスという金属のフィルターを使用した器具もあります。これがカッピングに近い味わいかもしれませんね。紅茶を入れる器具のようですがもともとはコーヒー抽出器具です。
ですがこのまま飲むには少しワイルドで、ある意味では素材の味そのままという味わいでしょうか。ペーペーほど濾さないので微粉や油分が抽出液の中に入ってしまいます。私の両親など年配の方やスッキリしたコーヒーが好きな方には粉っぽいと言われます。※ですが実はこの油分が口当たりや甘さを感じやすくするのですがこのあたりは個人の好みの範ちゅうだと思います!因みに私、田中の個人的には大好きです。
実はフレンチプレスの弱点は「掃除」の大変さです。コーヒーの油分はある程度出るし微粉も出ます。細かい金属の部品があるので分解して洗剤で洗う必要があります。油分が劣化したら味わいを損なう原因になります。
浸漬式ですが楽で簡単そして透明感のあるコーヒーを楽しめるツールが、今日ご紹介する「クレバードリッパー」です。
台湾で生まれた器具です。clever(賢い)名前通り賢い器具です。見た目は普通のドリッパーに見えますが、ドリッパーの底面にシリコンの弁が付いていてお湯を止めといてくれます。お湯を入れといて2-4分したらサーバーなどに落とせば完成です。
淹れてみますね。
ペーパー(普通の台形のフィルターです)に計量した粉を入れて~
お湯を入れて~(お湯と粉のおすすめの比率は聞いてください!!)
シリコンの弁が底面についているのでお湯が落ちてきません。
2-3分待って~(少しスプーンで攪拌してもいいです)
落とす!底面にストッパーがあるのでサーバーやコップに落とすとお湯が落ちてきます。
落ちきるまで待てば出来上がりです!
はかりで粉量とお湯の量と時間さえ測れば毎回同じように抽出が可能です。
クレバーは出がらしとともにペーパーを捨てて、ドリッパーを洗えばOKで割と簡単で清潔です。ペーパードリップはゴミがまとまるのがいいですね!
これはいいですよ!ハンドドリップをしているお客様のお話を聞くと注湯の速度を「コーヒー層のふくらみ方」に依存している方が多いので豆が変わると味が変わるだろうと想像します。浸漬式なら関係なく重さとお湯の量を測ればOKです!
是非お試しください!
以下が商品ページになります!S(1-2杯用)とL(2-3杯用)があります。ライフスタイルに合わせてお選びください!おうちコーヒーが進化すること間違いなしですぜ!
それではまた!