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2020/05/26 16:31

こんにちは。うきは市のZelkovaCoffeeの田中です。


今日はコーヒー抽出のお話です。突然ですが、先日、家族に不幸がありおばあちゃん家で数日過ごすことになりました。
訃報は急なことでしたので取るものも取り敢えず、バタバタと準備をし、出かけました。
スーツや香典、パジャマ、みるみるうちに荷物は嵩張り、大荷物に。。。


そんな時でも、私はコーヒーが飲みたくなるのでコーヒー豆とツールを持っていこうと考えました。。

一瞬「ドリッパーは?サーバーは?ペーパーは?」などあれこれ考えたのですが、荷物も多いし、「まぁ、豆さえ挽ければなんとかなる!おばあちゃんちにあるやろ!」と思い、豆とハンドミルだけ持っていきました。

いざ、おばあちゃんちに着くと、おばあちゃんが
「ようきたな、コーヒーでも飲むか?」と勧めてくれました。
おおありがたい。コーヒー飲むのか。。なら、器具はありそうだな。。。と期待したのも束の間。
おばあちゃんはおもむろに、あのギザギザのあの蓋からインスタントコーヒーを取り出し、なんと砂糖を3つも入れて作ってくれました。。

私は悟りました「ここには器具はない。。。」でもコーヒー飲みたい。。。無糖のを。。美味しいの。。。

おばあちゃん特製のコーヒーは一口だけいただき、弟に任せ、後で私もおばあちゃんに、お返しにコーヒーを淹れることにしました。
キッチンに行くとはかりはありました!!立派なものがありました。

ドリッパーやサーバーはありませんでした。。。そしてペーパーもありません。。。。
「よし。。漬浸式で淹れるか。。」
豆を測りハンドミルで豆を挽くと

いい香りがしてきました。「良い香りやな」とおばあちゃんも言ってくれました。
ですが「大変やな。ワイのインスタントはすぐできるぞ」と若干ディスられながらも、頑張って豆を挽きました。

大き目の急須と水筒があったのでそれを使用することに決めました。

サーバーもないので急須に粉を入れて(少し粗目にしました)お湯を直接注ぎます。
2分後に数回攪拌し、水筒の口にペーパーをして、(ペーパーがないのでキッチンペーパーで代用しました 笑)そのコーヒーを濾します。

そうすると出来上がりです。

出来上りはといいますと。。。まぁまぁでした 笑

もちろんお店や自宅のようにはいきませんが美味しいコーヒーを飲んだ満足度はありました。悪くないですよ。
いいコーヒーを使用し、適切な濃度感で抽出すればそれなりに飲めるコーヒーに仕上がります。
2日目から少し慣れてどんどん美味しく淹れれるようになりました。笑

「コーヒー豆とお湯、この2つが如何に触れ合い成分が抽出されるか」

詰まるところそういうことなのです。

いい道具も、もちろん必要ではあります。前回もお話しましたが、私が思う、いい道具とは「何度やっても同じ結果が得られるもの」ということです。今回の淹れ方はブレブレです、毎回同じように美味しいコーヒーを楽しむには「良い道具」が必要です。

ですが、最近私は「道具や数字に使われている」気がしていたのです。「色んなことができる道具」にこちらが何故か「合わせて」動いているような気がしていて、いろんな事が出来て便利なはずなのに、そこに合わせてしまうが余り、思考する範囲がそのシステム内の中に納まるくらいのすごく狭いものになっている、気がしていました。自宅のコーヒーミルのダイヤルが1から10しかないなら10通りの挽き目しかないというわけではなりません。ふるいにかけたり、2回挽いたり、自由に調整していいのです。(これらはハンドドリップのチャンピオンが行っていることです)いまだに、すごい人たちによる「そんな淹れ方があったのか!!」と驚かされることが多いです。

ネットの記事などでも「挽き目5番で何々gで何秒蒸らして。。。」とありますが、それらの数字に囚われて
「3分以内で」とか「比率はこのくらいで」とか目安として考えるのはものすごくいいのですが、私の中で抽出はバランスだと思っているので一つの要素に過ぎず、様々な数字が複合的に絡まるわけですのでひとつの数値にこだわるよりは実際飲んでみてどう感じるか?そしてそれにより数字を調整すればいいと思います。

流川くんが
と言っていましたが、同意見で、自分の美味しさを持っていて、そこに向かうツールとして数字や道具を使えばいいと思います。

お酒でも精米歩合が%だったら美味しい!なんて言わないですよね。

美味しいコーヒーはその分素材として懐が深く、様々なアプローチで加工すると色んな表情を見せてくれます。こちらも頭を柔らかくして、美味しいコーヒーの魅力を探っていきたいなと思います。

さて、おばあちゃんに淹れたコーヒーの評価はと言いますと、コーヒーの味というより孫が豆から挽いて入れてくれたということに喜んくれました。(プロとしてはどうなんやと思いながらも喜んでくれたのでヨシとします。。)

それではまた!